新潟県の冬の風物詩【ハタハタパターン】
例年、新潟県での開幕は12月下旬。
しかし、ここ2年はちょっと厳しかった印象。
では2022〜2023シーズンはどうか?予想していきます。
昨年のおさらい
今年の予想の前に、昨シーズンのハタハタパターンのおさらいしていきます。
前シーズンは秋の海水温が例年と比較し温暖で、海水温が下がるペースが遅れていました。
そのため開幕は年明けの1月6日付近と、いつもに比べて3週間程遅れてのスタートでした。
しかし、その日にまとまって釣れただけで、あとは単発のシーバス釣果があがるだけで
釣れたけどハタハタパターンなの?
っていう感じ。確かに釣れたシーバスの胃袋にハタハタやハタハタの卵があっても、シーバスは大きな群れで行動はしてはいなかったようです。
不調の原因
不調の原因はハタハタの群れの少なさにあったと思われます。
普段、ハタハタは深海200〜300メートルの海水温5℃以下の冷たい場所に生息していて
12月になると産卵のため、浅場にある海藻に卵を産み付けに来るわけですが、近年はハタハタの漁獲量が極端に落ちてきています。
主な原因は温暖化に伴う海水温の上昇と考えられており、海水温とハタハタの漁獲量には相関関係があるようですね。
ちなみに昨年は、海水温が例年に比べて温暖だったことから産卵絡みの接岸も遅く、群れも小規模。
そのため、シーバスもパターンとして意識するほどハタハタの群れが多くはなかったので、数が釣れなかったと考えられます。
今年のハタハタは?
今年のハタハタ漁について、本場秋田県ではこんなニュースがありました。
要するに、捕れなすぎるんで、決めた期間は制限なしにたくさん取ってね。
ということ。
また、昨年の漁獲量約300tに対して見込みは200tと弱気予想。
しかし、こんなニュースも
是非、占い通りに中位でいいので接岸してほしいですね✨
今シーズンは?
では、今シーズンはどうか。
私の予想は【開幕は1月上旬・以降数釣りは難しい】と予想します。
今年は今のところ水温がかなり高め。
こちらは過去5年間の海水温のグラフですが、赤色のラインが6月~執筆現在の11月中旬まで高い位置で推移しています。
今年のアオリイカの好調はこの高温期で新子が急成長したから!?
また、気象庁の今後の中期予報でも
とあるように、温暖な黒潮の影響も重なりハタハタにとって産卵で接岸するには高めの水温が続くようです。
なので、昨年同様にハタハタパターン開幕は年明けの1月上旬。その後は数釣りは難しく釣れても単発が多いと考えられます。
ただし、ハタハタも子孫を残すために産卵で接岸しなければならないので、タイミングさえ合えばシーバスも狙えるハズです。
まとめ
2022~2023シーズンのハタハタパターンもちょっと厳しそう。
とにかく水温が高いので、肝心のハタハタ自体の接岸の頻度・規模がシーバスにとってパターン化するにはちょっと足りないと予想されます。
しかし、必ずハタハタをベイトとして意識するシーバスはいるはずなので、数釣りは期待できないかもしれませんが、ハタハタ接岸のタイミングさえ掴むことができればシーバスをキャッチできるはず。
昨年もSNSには単発ではあるものの、ハタハタを捕食しているシーバスをキャッチしている画像が多数上がっていました。
釣れればデカいハタハタシーバス。
単発でも記憶に残るビッグフィッシュを狙える季節に備えてしっかりと準備していきましょう。
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